そういえば、昨日より景観法が施行された.話しによると日本で初の景観保全の基本法制らしく、自治体が景観計画を策定して建築行為を制限できるほか、建築物の色やデザイン、高さなども規制できるようになるらしい.これで景観が良くなると本気で思っているあたりがあたかも行政らしい発想.
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全国各地に自治体が景観指導したと思われる通称「〜通り(オランダ通りとかドイツ通りとか)」があるけど、どれもハリボテ.人間の目って不思議なもので、例えばストリートのファサードだけを装飾したとしてもサッシだったり、基礎だったり、そういう細かな部分が本来の物と違っているだけで違和感を感じるもの.それば学があるなしに関わらず.しかもそういう細かな部分って言うのは持ち主の景観に対する意識やメンテなんかによって大きく左右される.この法律の規制できる「デザイン」がどの程度までなのかは定かではないが、個人的にはあまり期待していない.逆にこの法律を盾に本来必要とされる建築デザインをお固い自治体から拒否されないかどうかが心配.
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けど、パリの例もある.日本版「グランプロジェ」ってありえないのかな?
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