土日は完全に休み.平日にほかっていた家事や部屋の掃除をし、十分すぎるほどの睡眠を取る.ついでに溜まっていた雑誌関係を流し読みする.それにしても、いよいよ本棚を増設しないと.
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noteslate.ネット上で今年の頭から話題になっているデジタルノート.そのシンプルな機能とデザインは、様々なところで評価を得ていた.が、今ちょっと怪しい状況に.6月販売予定だったのが、今日になってもプロトタイプや詳細情報の発表がない.あげくの果てにサイトは落ちたまま....期待していたのに.
2011/05/19
作業に埋没するのもどうかと考える
昨日・今日と少し忙しい日が、珍しく続く.
継続的にバイトには行っているが、元居た事務所から「2日くらい社内で作業を手伝ってくれないか」との連絡.よっぽど切羽詰まっていそうだったので、夕方まで普段のバイトをし、その後深夜まで元事務所へ手伝いに.
作業の内容は大した事ないのだが、作業する事務所の雰囲気が変わる事などもあり、頭の切り替えに疲れる.一日に複数業務を、しかも作業環境がかわるようなことはあまりすべきじゃないね.
継続的にバイトには行っているが、元居た事務所から「2日くらい社内で作業を手伝ってくれないか」との連絡.よっぽど切羽詰まっていそうだったので、夕方まで普段のバイトをし、その後深夜まで元事務所へ手伝いに.
作業の内容は大した事ないのだが、作業する事務所の雰囲気が変わる事などもあり、頭の切り替えに疲れる.一日に複数業務を、しかも作業環境がかわるようなことはあまりすべきじゃないね.
2011/05/10
四国旅行3/3
四国旅行3日目.高松から徳島、明石海峡大橋を使って淡路島経由で名古屋まで行く.
天気予報にて、今日は午後から天気が大荒れとの予報だったため、目的の建物探訪をじっくりと行うためにも、少し早めにスタート.
徳島へ向かう途中、地元漁協直営の魚市場があり、そのに隣接する食堂でブランチ.
めちゃくちゃうまい.日本海生まれなのである程度魚の味は知っているつもりだが、これまでの魚ランキングでベスト3に入るほどうまい.そして量が多く、安い.そりゃ周りの席は地元の漁師ばっかりなわけだ.
腹ごしらえもしたので、寄り道もせず真っすぐ淡路島へ渡る.本日の建物探訪一発目は福良港にある 福良港防災ステーション.建物作品名はlooptecture F.遠藤秀平氏の作品.
まさに遠藤イズム.造形のダイアグラムをそのまま建物にしてしまう技量はすごい.それにしてもコールテン鋼の赤錆色っていい表情をしている.自分でも使ってみたいけど、それを理解してくれる施主が少なそうなのと、あとコストが...
平面図と説明文と構造モデル.全体を把握するのにこれが一番分かりやすい.
簡単には中央にEVシャフトがあり、その周囲を階段、さらに外周側に室がならんでいる感じ.体験できる空間は、外観やモデルのインパクトに比べると思ったほどではない.むしろわかりやすさを強調することで、コンテクストを感じてほしいという意図だろうか.
屋上はこんな感じ.内外通して、どこにいても赤錆が見える.たまたまどっか大学の研究室っぽい人たちが見学に来ていたので、それに便乗していろいろ見て回る.
この時点で大分雲行きが怪しくなってきた.急いで、最終目的地の淡路夢舞台へ.
とりあえず分かりやすいアングルをピックアップ.言わずと知れた安藤忠雄大先生の作品.確かにかっこいいけどなんだかそれだけ.なんかメリハリがないっていうか、全体的にくどいというか.安藤打放しに飽きただけかもしれない.そう思うと、打放しって経年変化が少ない分、建物の老化っていうか成長を楽しめないのかもしれない.
とここでタイムアップ.大雨に見舞われる.とてもじゃないけど建物探訪したり、観光したりっていう天候ではなくなったため、今回はこれで終了.淡路から名古屋まで直帰.おつかれさまでした.
天気予報にて、今日は午後から天気が大荒れとの予報だったため、目的の建物探訪をじっくりと行うためにも、少し早めにスタート.
徳島へ向かう途中、地元漁協直営の魚市場があり、そのに隣接する食堂でブランチ.
めちゃくちゃうまい.日本海生まれなのである程度魚の味は知っているつもりだが、これまでの魚ランキングでベスト3に入るほどうまい.そして量が多く、安い.そりゃ周りの席は地元の漁師ばっかりなわけだ.
腹ごしらえもしたので、寄り道もせず真っすぐ淡路島へ渡る.本日の建物探訪一発目は福良港にある 福良港防災ステーション.建物作品名はlooptecture F.遠藤秀平氏の作品.
まさに遠藤イズム.造形のダイアグラムをそのまま建物にしてしまう技量はすごい.それにしてもコールテン鋼の赤錆色っていい表情をしている.自分でも使ってみたいけど、それを理解してくれる施主が少なそうなのと、あとコストが...
平面図と説明文と構造モデル.全体を把握するのにこれが一番分かりやすい.
簡単には中央にEVシャフトがあり、その周囲を階段、さらに外周側に室がならんでいる感じ.体験できる空間は、外観やモデルのインパクトに比べると思ったほどではない.むしろわかりやすさを強調することで、コンテクストを感じてほしいという意図だろうか.
屋上はこんな感じ.内外通して、どこにいても赤錆が見える.たまたまどっか大学の研究室っぽい人たちが見学に来ていたので、それに便乗していろいろ見て回る.
この時点で大分雲行きが怪しくなってきた.急いで、最終目的地の淡路夢舞台へ.
とりあえず分かりやすいアングルをピックアップ.言わずと知れた安藤忠雄大先生の作品.確かにかっこいいけどなんだかそれだけ.なんかメリハリがないっていうか、全体的にくどいというか.安藤打放しに飽きただけかもしれない.そう思うと、打放しって経年変化が少ない分、建物の老化っていうか成長を楽しめないのかもしれない.
とここでタイムアップ.大雨に見舞われる.とてもじゃないけど建物探訪したり、観光したりっていう天候ではなくなったため、今回はこれで終了.淡路から名古屋まで直帰.おつかれさまでした.
2011/05/09
四国旅行2/3
四国旅行2日目.今日は高知から愛媛を経由し、高松まで行く予定.
1日目で結構充実した建築探訪ができたので、これからはほとんどが移動しながらの町探訪になる.
昨日はベッドの上で着の身着のまま爆睡だった.今日の朝は、改めて隈研吾氏の「まちの駅 ゆすはら」を見る.
再度外観を見ると、なんとももっさりとした、素材感たっぷりのデザイン.壁面に茅葺きというインパクトと、それを納めるために金物を多くしようしている.これって負けてない建築ような気がするが.地域にとけ込み、かつインパクトのある建物としては正解な気がするが、マテリアル至高主義というか、一般受けしなそうなメタファな部分を追求したせいか、本末転倒ではないかと思う.
外観とは違い、内部は比較的好印象.渋皮の丸太柱が3層吹き抜けを突き抜けて自立する様はとても豪快たが、柱サイズや視野全体の中にある素材感のバランスはとても繊細な印象.相反する要素の共存がこの空間の魅力.
ただしここでもそれらを納めるための金物を隠しきれていないのが残念.しっかりと隠しきるか、もしくはいっそのこと見せるディテールにしてほしかった.不完全燃焼な部分が見え隠れする.
徒歩5分.次に檮原町の町役場.こちらも隈氏.これでも築10年くらいは立っているはず.うにゃ、奇麗.
ぱっと見のデザインは「まちの駅」と同じだが、コンテクストは大分ちがう(はず).デザインをとっても、素材をとっても、構造をとっても、ディテールととっても、そのすべてが明快.面白みにはかけるが、潔い感じがスマートなイメージを持たせ、役場という性質を表現している.
それにしてもとても立派な構造体.環境面にも配慮しているといった表記がみられたが、いまいちわからない.意匠・構造・環境がうまく一体化できていないことが残念かなと.まっ、好みの問題.
町役場の向かいには、歴史感じる建物.木造の芝居小屋、ゆすはら座.
シンメトリーな佇まいは集会所としてのわかりやすい特徴をもっている.しかしその端正な外部とは違い、内部はなんとも色気のある空間.どっかの森田氏の"グラマラス"よりも、こちらの方がよっぽどセクシーで自然な空間と思う.
立て続けに建築探訪.同行している妻はすこしバテ気味.けど私は歩みを止めずに次の建物へ.
檮原町直営のホテル.こちらも隈研吾氏の作品.15年くらい前(だったかな)の作品で、檮原町最初の隈作品.一部ダイナミックなデザインをみられることで、当時の建築の流れを垣間みることができる.このころは負ける気はなかったみたい.
檮原最後の建築は、隈氏の檮原最近作.先ほどの宇宙船と少し離れた温泉施設をつなぐ、渡り兼ギャラリー.素材と構造が明快に表現されており、また木材の小口防腐剤であろう白塗装がコントラストを引き立たせ、全体を引き締めている.そして、中に浮いたような、持ち出しのデザインが、先ほどの宇宙船を意識させるとともに、細かな材を反復させた繊細な一体構造を強調している.この深い考えに打ち出されるわかりやすさが隈建築の真骨頂だと思う.それにしてもすげー持ち出し.
エントランスと本館との渡り廊下と木材小口面のアップ.
内部.部分的に外部組木を意識した小屋組になっている.
ここからは車をひたすら走らせ、途中カルストの見学にも後ろ髪を引かれながらも、愛媛・松山へ.
目的は「坂の上の雲ミュージアム」「道後温泉」「伊丹十三記念館」
3時間ぐらいで到着、安藤忠雄作品の「坂の上の雲ミュージアム」.
...が何だか様子がおかしい.平日とはいえ、人が見当たらない.
...ぎゃー!!閉館日だぁ.
...早々に次に向かう.
次に道後温泉.このあたりになるとさすがの私も疲れがピーク.妻はイライラしだす.少し不穏な空気を感じたので、建築探訪は休憩.温泉には入らなかったが、太刀魚巻きを食べたり、からくり時計をみたり.普通に観光.
松山最後は伊丹十三記念館.設計は中村好文氏.外観は焼き杉の板張り外壁と長方形の平面と寄せ棟屋根のシンプルな形状.普通ここまで黒いと違和感を覚えるが、焼き杉と建物のスケールの効果か、そこまで嫌な感じは受けない.このあたりの表現のうまさは、住宅を得意とする中村氏ならではといったところか.伊丹さんの愛車、かっこいい.
内部は中庭を中心とし、回廊型に展示室ほか諸室がならんでいる.細かな納まりは決して奇麗ではないが、家族愛をテーマにすることが多かった伊丹氏の考えが、建物スケールと生活空間としては気持ちの良さそうな中庭とリンクし、非常によくまとまった建物となっている.こんな展示空間もありなのかと、少し意外だった.
ここからはひたすら運転.貧乏旅行なので当然下道.通りがけに谷尻さんのカフェや、鈴木了二さんの金比羅なんかが見たかったが、暗くて断念.高松までまっすぐ.本日の宿につくなり、あっという間に就寝.怒濤の二日目だった.
1日目で結構充実した建築探訪ができたので、これからはほとんどが移動しながらの町探訪になる.
昨日はベッドの上で着の身着のまま爆睡だった.今日の朝は、改めて隈研吾氏の「まちの駅 ゆすはら」を見る.
再度外観を見ると、なんとももっさりとした、素材感たっぷりのデザイン.壁面に茅葺きというインパクトと、それを納めるために金物を多くしようしている.これって負けてない建築ような気がするが.地域にとけ込み、かつインパクトのある建物としては正解な気がするが、マテリアル至高主義というか、一般受けしなそうなメタファな部分を追求したせいか、本末転倒ではないかと思う.
外観とは違い、内部は比較的好印象.渋皮の丸太柱が3層吹き抜けを突き抜けて自立する様はとても豪快たが、柱サイズや視野全体の中にある素材感のバランスはとても繊細な印象.相反する要素の共存がこの空間の魅力.
ただしここでもそれらを納めるための金物を隠しきれていないのが残念.しっかりと隠しきるか、もしくはいっそのこと見せるディテールにしてほしかった.不完全燃焼な部分が見え隠れする.
徒歩5分.次に檮原町の町役場.こちらも隈氏.これでも築10年くらいは立っているはず.うにゃ、奇麗.
ぱっと見のデザインは「まちの駅」と同じだが、コンテクストは大分ちがう(はず).デザインをとっても、素材をとっても、構造をとっても、ディテールととっても、そのすべてが明快.面白みにはかけるが、潔い感じがスマートなイメージを持たせ、役場という性質を表現している.
それにしてもとても立派な構造体.環境面にも配慮しているといった表記がみられたが、いまいちわからない.意匠・構造・環境がうまく一体化できていないことが残念かなと.まっ、好みの問題.
町役場の向かいには、歴史感じる建物.木造の芝居小屋、ゆすはら座.
シンメトリーな佇まいは集会所としてのわかりやすい特徴をもっている.しかしその端正な外部とは違い、内部はなんとも色気のある空間.どっかの森田氏の"グラマラス"よりも、こちらの方がよっぽどセクシーで自然な空間と思う.
立て続けに建築探訪.同行している妻はすこしバテ気味.けど私は歩みを止めずに次の建物へ.
檮原町直営のホテル.こちらも隈研吾氏の作品.15年くらい前(だったかな)の作品で、檮原町最初の隈作品.一部ダイナミックなデザインをみられることで、当時の建築の流れを垣間みることができる.このころは負ける気はなかったみたい.
檮原最後の建築は、隈氏の檮原最近作.先ほどの宇宙船と少し離れた温泉施設をつなぐ、渡り兼ギャラリー.素材と構造が明快に表現されており、また木材の小口防腐剤であろう白塗装がコントラストを引き立たせ、全体を引き締めている.そして、中に浮いたような、持ち出しのデザインが、先ほどの宇宙船を意識させるとともに、細かな材を反復させた繊細な一体構造を強調している.この深い考えに打ち出されるわかりやすさが隈建築の真骨頂だと思う.それにしてもすげー持ち出し.
エントランスと本館との渡り廊下と木材小口面のアップ.
内部.部分的に外部組木を意識した小屋組になっている.
ここからは車をひたすら走らせ、途中カルストの見学にも後ろ髪を引かれながらも、愛媛・松山へ.
目的は「坂の上の雲ミュージアム」「道後温泉」「伊丹十三記念館」
3時間ぐらいで到着、安藤忠雄作品の「坂の上の雲ミュージアム」.
...が何だか様子がおかしい.平日とはいえ、人が見当たらない.
...ぎゃー!!閉館日だぁ.
...早々に次に向かう.
次に道後温泉.このあたりになるとさすがの私も疲れがピーク.妻はイライラしだす.少し不穏な空気を感じたので、建築探訪は休憩.温泉には入らなかったが、太刀魚巻きを食べたり、からくり時計をみたり.普通に観光.
松山最後は伊丹十三記念館.設計は中村好文氏.外観は焼き杉の板張り外壁と長方形の平面と寄せ棟屋根のシンプルな形状.普通ここまで黒いと違和感を覚えるが、焼き杉と建物のスケールの効果か、そこまで嫌な感じは受けない.このあたりの表現のうまさは、住宅を得意とする中村氏ならではといったところか.伊丹さんの愛車、かっこいい.
内部は中庭を中心とし、回廊型に展示室ほか諸室がならんでいる.細かな納まりは決して奇麗ではないが、家族愛をテーマにすることが多かった伊丹氏の考えが、建物スケールと生活空間としては気持ちの良さそうな中庭とリンクし、非常によくまとまった建物となっている.こんな展示空間もありなのかと、少し意外だった.
ここからはひたすら運転.貧乏旅行なので当然下道.通りがけに谷尻さんのカフェや、鈴木了二さんの金比羅なんかが見たかったが、暗くて断念.高松までまっすぐ.本日の宿につくなり、あっという間に就寝.怒濤の二日目だった.
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