2010/09/19

石上純也展

昨日から豊田市美術館にて、石上純也展が始まり、しかも今日は講演会もあるとのことで、早速豊田市へ。
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やっぱり何度見ても豊田市美術館は素晴らしい。自分が経験を重ねれば重ねるほど、自分の能力とは遠いところにあることを実感させられる。

石上さんの講演は何だか確信をつくことのない内容。確かに作品やその着眼点はすごいと思うが、空間構成の方法に理由を付けることが目的になっている気がする。確かに重要ではあるし、そんな視点が新たな形式を編み出すかもしれないが、そこにその建築があるべき理由が結局曖昧な印象を受けた。
しかし、石上さんが終始言っていた【環境を空間とする】【スペースを反転地で捉える】という考え方は、発展性を感じるところであり、魅力を感じた。
(そもそも、偉そうに言える立場ではないが)

展示は凄そう。今年のベネチアビエンナーレでの展示復元もあり、新作もあり、KAITの新作模型もありと、それぞれ創造を掻き立てるものばかり.ただし、メイン展示4つのうち、1つが[未完成]、もう1つが[前日に崩壊]であったため、よくわからない部分も大きかった.おそらく、仮支持のロープ有無で大きく印象と考える事が違うだろうし.

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