年末の挨拶をしたばかり、しかもあと2時間ほどで年が変わろうとしているが、一言。
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部屋を整理し、たまっていた書籍・雑誌を読んでいたところ、最新号のDetail Japanの巻頭に休刊の挨拶が。結構この雑誌が好きだったので残念。SDとか建築文化とか10+1とか、自分の好きな雑誌がどんどん休刊していく気がする。現在発刊されている建築雑誌のほとんどが作品紹介の雑誌になってしまうことが少し残念に思える。それが今の建築の流行なのだろうか。
雑誌といえば、建築ラジオにて、建築雑誌について討論している回かあった。このラジオはポットキャスティング形式にて配信されており、すでに知っている人も多いと思う。その中で、実は名古屋が始まりの建築雑誌があるといった旨の話をしていた。例えば「建築ジャーナル」とか。私が学生の時は、名古屋は建築不毛の地と言われ、また愛知万博自体も不評のまま(?)終わり、より一層後退していく印象があったが、意外や意外、そんな名古屋発信の建築雑誌があったとは。
そして名古屋で実際に生活をしてみて、意外にそれなりの建築の動きがあることを実感している。それは自分がもっと建築後進国である秋田から移り住んだからそのように思えるのか、ただかぶれているだけなのか、いまいち客観視できてない部分もある。ただ熱い意思を持っている人が存在していることは確か。
自分が社会や建築をどうこうしようとは恐れ多いし、思ってもいない。自分の好奇心の範囲で行動し、その結果が、自分のすぐ近くの何かに反映されれば本望である。決してメディアに大きく取り上げられ、もてはやされることだけが、回答ではない気がする。
それを強く意識できれば、活動する場所が"東京"であれ"秋田"であれ変わらないし、それが建築の本質なのかなと考えたりもする。
…けど仕事のある無しは重要だけどね。
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